塊根植物アデニウムの育て方|育て方の基本から美しく育てるポイントまで徹底解説

アデニウムはぷっくりとした幹と華やかなピンクの花が美しく、インテリアグリーンとしても人気の高い塊根植物です。その美しい花を咲かせたり、塊根を太らせるにはちょっとしたコツが必要です。この記事では、アデニウムの育て方の基本から、より美しく元気に育てるためのポイントまでを解説します。ぜひ参考にしてみてください。​

アデニウムとは

出典 : Adobe Photoshop

アデニウムは、ケニアやタンザニアなどが原産の塊根植物です。砂漠のバラとも呼ばれるアデニウムは綺麗な花が咲き、幹や根が大きく肥大するなど、育てがいのある植物だといえます。また、その特徴的な形を活かして、盆栽のように育てて楽しむことも可能です。夏の暑さに強く、冬の寒さには弱いですが、休眠させて冬越しさせることで長期間にわたって育てることもできます。アデニウムをはじめとする塊根植物について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。​

塊根植物とは

アデニウムの育て方の基本

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ここではアデニウムの育て方の基本的なポイントを紹介します。日当たりや水やり病害虫対策など、育てるにあたって押さえておきたいポイントを取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

日当たりの良い場所に置く

アデニウムは春から秋にかけて生育期であり、この時期には日当たりと風通しのいい場所に置くことが大切です。また、冬場は断水したうえで落葉・休眠させて冬越しさせますが、その際もできるだけ暖かい場所に置くようにしましょう。

水やりは控えめにする

アデニウムはもともと砂漠で自生している植物であるため、乾燥に強く、水やりを頻繁にする必要はありません。生育期であれば土の表面が乾いてから灌水する程度で問題ないでしょう。水をやり過ぎると、株が腐りやすくなるため注意してください。また、冬の休眠期は水やり不要です。

水はけのよい土と鉢を選ぶ

アデニウムには水はけのよい土を使うようにしてください。これはアデニウム自体が水をそれほど必要としない植物であるためです。水はけが悪いと湿った状態が続き、株が腐ってしまう恐れがあります。具体的には多肉植物やサボテン用に配合された培養土などがおすすめです。また、鉢に関しても水はけのよさを重視して選んでください。

アデニウムを美しく育てるポイント

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ここではアデニウムを綺麗に美しく育てるポイントを紹介します。病害虫対策や肥料の活用、剪定などをすることでアデニウムはより美しくなります。ここで取り上げるポイントをぜひ参考にしてください。

病害虫対策をする

アデニウムを育てるうえで病害虫対策は必要不可欠です。アデニウムに対しては、ハダニやアブラムシといった害虫が発生する可能性があります。ハダニに関しては高温で乾燥している時に発生しやすいとされています。また、アブラムシは蕾によくつくため、どちらも見つけたらすぐに取り除くようにしてください。また、軟腐病という病気にも注意する必要があります。こちらは、株から葉、茎が腐敗して枯れてしまう病気で、過湿や低温が原因で起こるとされています。軟腐病にならないようにするためにも、水のやりすぎに注意するほか、冬場は低温になりすぎないように温度管理にも気を遣うようにしましょう。

成長期に肥料を与える

肥料は生育期である春から秋に定期的に与えるようにしてください。具体的には置き肥であれば2ヶ月に1回程度、水で薄めた液肥を使う場合は2週間に1回程度で与えます。冬は基本的に肥料を与える必要はありません。

樹形を整えるための剪定をする

アデニウムを美しく育てるためには、剪定が必要不可欠です。これは、剪定をすることで日光浴しやすい樹形になり、より成長しやすくなるためです。もし剪定をしないまま放置してしまうと、どんどん枝葉がついてしまい、太陽光がなかなか当たらない部分が出てきてしまい、歪な形に育つ恐れがあります。また、先端にたくさんの葉が茂った状態は、見た目にも綺麗ではなく、むしろだらしない印象を抱かせるため定期的な剪定を行うようにしてください。

アデニウムのよくある質問​

アデニウムを育てていると、もっと理想の形や見た目に仕立てたいという方も多いのではないでしょうか。ここでは、アデニウムのよくある質問をまとめました。アデニウム育成がもっと楽しくなるヒントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。​

幹を太らせるにはどうすればいい?

アデニウムの幹を太らせるには剪定がとても重要です。剪定によって枝を減らすと、残された幹や根に栄養を集中させ、幹を肥大成長するためにも必要な工程です。剪定後は、失った枝を補おうとする働きによって、新芽や枝分かれが活発に起こり、結果的に樹形が締まり見た目の美しさにもつながります。​

花を咲かせるポイントは?​

アデニウムに花を咲かせるためには、十分な日光と適度な肥料が欠かせません。春から夏にかけての成長期にしっかり光を浴びさせることで、花芽がつきやすくなります。肥料はリン酸を多く含むタイプを選ぶと、開花を促す効果があります。また、冬の休眠期には水やりを控え、株を休ませることで翌年の花つきが良くなる傾向にあります。気温は20℃以上を保つのが理想で、室内でも暖かい場所に置くと花が咲きやすくなります。​

アデニウムは増やせるの?

アデニウムは挿し木や種まきで増やすことが可能です。挿し木はできるだけ太い幹を選び、10cmほどの長さで枝を切り取って乾かし、清潔な土に植えると発根します。発根の目安は2〜3週間ほどです。一方、種まきは春から夏が適期で、気温20〜30℃前後の環境が発芽しやすくなります。発芽までの目安は5〜10日ほどです。発芽後は日当たりの良い場所で育てましょう。​

室内でアデニウムを育てるならBARRELの植物育成ライト

アデニウムは室内で育てることもできますが、室内で育てる場合は植物育成ライトの活用がおすすめです。特にBARRELでは、植物に最適な波長と光量で設計された植物育成ライトを自社開発しており、アデニウムの生育にも使える植物育成ライトを展開しています。

例えば、NEO AMATERAS LED 20Wは、石調のデザインが特徴の植物育成ライトです。植物ライトとしての機能はもちろん、その独特のデザインはインテリアとしても活用できます。また、耐久性の高い部品を使用しているため、長く使い続けられる点も特徴です。

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また、水やりをする際にはSPRAY-1000の利用がおすすめです。こちらの商品は、フレキシブルの短いノズルと長いノズルが2本ついており、ノズルの先端を回すと噴射水量を変えられます。液体肥料の散布にも使えるため、ぜひ活用してみてください。

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